骨粗しょう症は、骨の量と質の低下により骨折しやすくなる病気です。転ぶなどちょっとしたはずみで、背骨(脊椎の圧迫骨折)、手首の骨(橈骨遠位端骨折)、太ももの付け根の骨(大腿骨頚部骨折)などが骨折しやすくなり、骨折をすると歩行能力の低下や寝たきりの原因となります。
また、背中や腰が痛くなった後に、丸くなったり身長が縮んだりといった症状が現れることもあります。また、日本では約1300万人の方が骨粗しょう症に罹患しているとされていますが、骨粗しょう症の検診率は4%ほどであり、骨折をした後に骨粗しょう症が発覚することも少なくありません。
寝たきりや運動機能の低下防ぐためには、骨粗しょう症の予防や早期診断と治療を行い、未然に骨折を予防することが非常に重要です。